- 資産運用の資格は投資や資産管理の専門知識を証明する資格
- 主な資格にAFP、CFP、ファイナンシャル・プランニング技能士がある
- 取得には試験合格が必要で、計画的な勉強が重要
- メリットは専門知識の習得、顧客の信頼向上、キャリアアップ等
- 自分の目標に合わせて適切な資格を取得することが大切
資産運用を学ぶために資格を取りたいが、どの資格を取得すればいいんだろう?
その悩みは本記事で解決します。
本記事では、人気の資産運用に関する資格や取得方法、メリットもご説明します。
資産運用のプロを目指すなら、計画的に資格取得を進めましょう!
それではいってみましょう!
資産運用の資格とは
資産運用の資格は、投資や資産管理に関する専門的な知識やスキルを持つことを証明する資格です。
ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP、CFPなどのファイナンシャルプランニングの資格を取得することで、資産運用に関する知識やスキルを習得することができます。
資産運用の資格を持つことにより、効果的な資産運用やリスク管理の能力を高め、クライアントに対して適切な投資アドバイスを提供することができます。
主な資産運用の資格
それでは、人気の資格を順に見ていきましょう。
ファイナンシャル・プランニング技能士
ファイナンシャル・プランニング技能士は、認定職業訓練による国家資格です。
ファイナンシャル・プランニング技能士の資格は、日本FP協会が実施するファイナンシャル・プランニング技能検定試験に合格することで取得することができます。
試験は1級、2級、3級の3つの級があります。それぞれに学科試験と実技試験があります。
合格すると、等級ごとに「ファイナンシャル・プランニング技能士」と名乗ることができます。
ファイナンシャル・プランニング技能士の資格は、顧客の資産に応じた貯蓄・投資などのプランの立案や相談に必要な技能の程度を検定するものです。
AFP
AFP(Affiliated Financial Planner)は、日本FP協会が運営するFP資格の一つで、2級ファイナンシャル・プランニング技能検定に合格した者が取得することができます。
AFPは、FP技能士の中でも入門レベルに位置づけられ、より基礎的な知識を持つFPとされています。
CFP
Certified Financial Planner(CFP)は、ファイナンシャルプランニングの最高ランクの資格であり、世界共通水準のファイナンシャルプランニング・サービスを提供できるプロフェッショナルであることを証明する上級資格です。
CFPの取得には、CFP認定試験に合格する必要があり、試験科目には金融資産運用、不動産、ライフプランニングと資金計画、リスク管理、タックスプランニングなどが含まれます。
CFPは、より高度な知識とスキルが求められる資格です。
公認会計士
公認会計士とは、経理や会計の業務を行う会計士の中でも、国家資格を取得した人のことを指します。
公認会計士になるためには、公認会計士試験に合格し、3年間の実務経験および日本公認会計士協会が実施する実務補習を受け、修了考査に合格する必要があります。
公認会計士の主な業務は、企業などの監査を行うことです。
公認会計士は、経理や会計の専門家として、企業の財務状況を正確に把握し、経営に役立つ情報を提供することが求められます。
資産運用資格の取得方法
資産運用資格の取得方法について解説します。
ファイナンシャル・プランニング技能士
ファイナンシャル・プランニング技能士の取得方法は、以下の手順になります。
- FP技能検定試験に申し込む。
- 試験日程に従って学科試験と実技試験を受ける(1級は学科試験のみ)。
- 両方の試験に合格すると合格証書が発行され、等級ごとに「ファイナンシャル・プランニング技能士」と名乗ることができます。
なお、試験の実施機関は日本FP協会と金融財政事情研究会(きんざい)の2つですが、どちらの機関で合格してもFP技能士の資格取得には変わりありません。
AFP
AFP資格の取得方法は、2級ファイナンシャル・プランニング技能検定に合格した後、日本FP協会が実施するAFP認定研修を受講し、AFP指定試験に合格することで取得することができます。
CFP
CFPの資格取得方法は、1級ファイナンシャル・プランニング技能検定に合格し、CFP認定研修を受講し、CFP指定試験に合格することで取得することができます。
公認会計士
公認会計士の資格取得方法は以下の通りです。
公認会計士試験に合格する。
- 公認会計士試験は、マークシート方式の短答式試験と記述式の論文式試験があり、短答式試験合格が論文式試験の受験資格です。両方に合格すると公認会計士試験合格となります。
- 試験には受験資格がなく、誰でも受験することができます。
実務経験を積む。
- 公認会計士になるためには、試験合格後、3年間の実務経験が必要です[4]。
- 実務経験は、監査法人などで行うことが一般的です。
実務補習を受ける。
- 日本公認会計士協会が実施する実務補習を受ける必要があります。
修了考査に合格する。
- 修了考査に合格することで、公認会計士として登録することができます。
以上のように、公認会計士の資格取得には、公認会計士試験の合格、実務経験、実務補習、修了考査の4つのステップが必要です。
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資産運用の資格を取得するメリット・デメリット
次に、資産運用の資格を取得することのメリット・デメリットを解説します。
デメリット
資格取得には受験料や教材費用、試験対策の時間や労力が必要であることから、それらにかかる費用や時間的な負担がデメリットとなる可能性があります。
また、資格取得によって必ずしも仕事や収入に直結するわけではないため、その点についても考慮する必要があるかもしれません。
ただし、これらはあくまでも一般的なデメリットの可能性があるものであり、具体的な資格によって異なる場合があります。
メリット
つづいて、資産運用に関する資格取得のメリットについて説明します。
専門的な知識が習得できる
資産運用の資格を取得することで、運用商品の特性や市場分析、ファイナンシャルプランニングなどの専門知識が習得できます。
自己研鑽による知識だけでは体系的な学習は難しく、資格は効率的に学ぶことができます。
顧客の信頼を高めることができる
資格を持っていることで、お客様からの信頼度が高まります。
専門用語だけでなく、運用のリスクとメリットをわかりやすく説明できるようになるため、納得感の高い提案ができるようになります。
キャリアアップの可能性が広がる
金融機関では、資産運用の資格保有者を積極的に採用しています。
また、取得後は昇給や部署異動の機会も増えます。キャリア形成に大きなメリットがあります。
税制面でのメリットがある
一定の要件を満たせば、資格取得費用の全額が必要経費として税務申告できます。
経済的負担を軽減できることも魅力の1つです。
資産運用の資格を持つことは、お客様へのサービス向上や自分自身のスキルアップに大いに役立ちます。
目的に合った資格取得を検討してみましょう。
よくある質問
Q. 資産運用の資格は自分で勉強して取得できますか?
A. 資格によって条件は異なりますが、自学での取得は難しいものが多いです。AFPや日本FP技能検定などの一部を除き、金融機関での実務経験が求められます。計画的に通信講座や試験対策講座を活用することをおすすめします。
Q. 資産運用の資格を取る意味は何ですか?
A. 専門知識の習得だけでなく、顧客からの信頼度が上がります。資格を持つことで、資産運用のプロフェッショナルとしてのキャリア形成にもつながります。自己研鑽に加えて資格取得を目指す意義は大きいです。
Q. 資産運用の資格は更新が必要ですか?
A. 資格によって更新の要件が異なりますが、ほとんどの資格で更新が求められます。新しい金融商品の知識を身につけるためにも、定期的な更新は欠かせません。資格の価値を保つためにも継続的な自己研鑽が必要不可欠です。
資産運用資格取得のアドバイス
最後に、資産運用資格の取得を検討している方へアドバイスをまとめました。
・まずは自分の目標を定め、適した資格を選択する 資産運用の分野は広範囲に渡ります。まずは自分が目指すキャリアを考え、その上で適した資格を選ぶことをおすすめします。
・学習は計画的に進めることが大切 試験対策は計画的に進めましょう。勉強のポイントを絞り込み、実践力がつく学習方法を心がけてください。
・試験対策には模擬試験を活用する 過去問題集や模擬試験を解き、本番と同じタイムマネジメントを心がけましょう。試験の傾向を把握する上で模擬試験は欠かせません。
・合格後も知識のアップデートを心がける 資格取得後も、金融商品の動向に注目し、新しい知識の習得に努めることが大切です。自己研鑽を続けることで、資産運用のプロを目指しましょう。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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